あなたのそばにいる?いない? | 映画『ニュースの天才』(Shattered Glass)2003 アメリカ



IMG_0983.jpg

いきなりネタバレします。

実話です。権威ある雑誌の記事捏造事件を題材にした映画です。

始まりのシーンは誇らしく母校で記者としての仕事を語る主人公スティーブン・グラス君。厳しくもきらびやかな世界で活躍する先輩を温かい眼差しで見つめる生徒たち、隣には担任の先生が我が校の自慢の先輩ですと言わんばかりに寄り添っている。

一転、仕事場のシーンとなり、職場での彼の様子が流れる。同僚に細やかに気を使うスティーブン・グラス君はみんなの仲間、誰からも好かれているし彼を悪くいう人もいません。スティーブン・グラス君の書く記事はちょっと下品で刺激的で面白くて紙面にも何度も採用されている将来有望な新進の記者という感じ。

ところが…。編集部に記事に対するクレームがきます。信憑性がだんだん疑わしい感じになってきます。本人は意に介さず取材ノートを持ち出してひとつひとつ説明していくものですから、彼が嘘ついているわけじゃないし、とまあ最初はそうなるのですが…。

ライバル雑誌の記者が得意分野でスティーブン・グラス君にスクープを先取りされてしまい上司にたしなめられます。ライバル雑誌記者はスクープの裏を取ろうとしますが、全くとれない。不審に思いスティーブン・グラス君に問いただしたり、スティーブン・グラス君の上司である編集長に問い合わせをし始めます。

スティーブン・グラス君、嘘をつくことを反省もしないし、むしろ自分の嘘を信じきっている風なのです。さらにはスティーブン・グラス君自身をかばってくれない編集長に八つ当たりしたりもします。おいおい、困ったちゃんだよぉ。

冒頭のシーン、学校で記者の仕事に大活躍する自分を語るというのは彼の空想、想像で、がらんとした教室に一人たたずむスティーブン・グラス君、そしてエンドロール。

こういう人が職場にいたら本当に厄介だよね。本人に悪気がないのだから質が悪い。悪いことしている意識がないか、薄いのです。よって周りの人がどんなに迷惑しているのか言葉を尽くして彼にいって聞かせても、きっと彼は理解できないんだよね。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック